ある少年が各自動車メーカーにデカールを送ってほしいと頼んだ。すると、なんと1枚よりもたくさんのデカールが届いた。

ポピュラー・メカニクス誌より パッチ・ハーティは5歳の時、コネチカット州の自宅近くの道路脇でフォードのバッジを見つけました。車が大好きなので、この発見に大喜びでした。車の名前は彼が最初に読み始めた単語の一つで、今では本物の車から自分のバッジを手に入れたのです。でも、もし彼があらゆる会社のロゴやデカールを何かしら手に入れられたら最高ですよね。でも、通り過ぎるシロンからブガッティのバッジが外れるのをただ待っているわけにはいきませんよね。

では、どうすればいいでしょうか？すべての自動車会社に手紙を書いて、どうなるか見てみましょう。パッチのお母さん、リンジーは、彼自身と彼の使命を説明する簡単なアピール文の作成を手伝いました。「彼は家の前を車が通るのを見るのが大好きで、そのうちの一台の車がバッジを落としたのを見つけたんです。それがすごく嬉しかったので、他にもロゴやステッカーがあれば、ぜひ欲しいそうです。」 パッチの貯金箱から小銭を1枚、そして可能であれば、その会社の車の前に立っているパッチの写真も同封しました。

彼はそれぞれの手紙に署名した。彼らはそれを50社以上の企業に送り、中にはサターンのように今はもう存在しない企業にも送った。そして彼らは待った。

すぐに反応が寄せられ始めました。ボルボは巨大なグリルバッジ、フリスビー、その他たくさんのプレゼントを送ってくれました。ジープはバッジがなかったことを謝罪しましたが、金属製の看板、帽子、ペン、キーホルダーを送ってくれました。ベントレーはホイールのセンターキャップを送ってくれました。

BMWは「Ultimate Driving Machines®がご自宅の横を走り抜ける様子を楽しんでいただいているとのこと、大変嬉しく思います。コレクションに加えられる、ピカピカの新しいBMWエンブレムを同封いたします」とメッセージを送ってきました。その後、テスラ、ブガッティ、ホンダなど、多くのメーカーがBMWのロゴを贈呈しました。リンカーンはコンチネンタルのオリジナル鉛筆画を送付しました。ほぼすべてのメーカーがコインを返送してくれました。今ではこの地域で自動車を販売していない企業でさえ、何か対策を講じようとしました。

スズキは2014年に米国での自動車販売を終了したと説明しましたが、それでもバイクとATVのキーホルダー、ステッカー、パンフレットを送ってくれました。いすゞは2008年に自動車事業から撤退しましたが、商用トラックは販売しているため、ホットウィールサイズのトラックを2、3本送ってくれたと説明しました。熱心な子供と励ましてくれる両親にとって、ほぼ一様に返ってくる反応は嬉しい驚きです。結局のところ、「工場のロゴやバッジを求める子供たちの手紙受付部」なんてものはどこにもありません。それでも、どういうわけか、これらの手紙のほとんどは、支援を希望する人々の手に渡りました。

子供たちの運転免許取得がどんどん遅くなり、車に興味がなくなってきているという世論が広まっている中、5歳（今は6歳）で車が大好きな人からのメッセージは、きっと嬉しいものでしょう。ホンダの手書きのカードには、「あなたの車への愛がこれからも深まりますように」と書かれていました。ベントレーのカスタマーサービスマネージャーは、「車への愛を分かち合ってくださり、ありがとうございます」とメッセージを送っていました。インフィニティのカードも手書きで、9人の署名が入っています。

パッチはフォルクスワーゲンに、VWの車の前で笑顔を浮かべる自分の写真を添えた感謝の手紙を送ったことで、実際に連絡を取り合うようになりました。彼らはこう返信しました。「パッチさん、あなたの手紙のおかげで、オフィスの多くの人が幸せになりました。時間を割いて連絡を取り、夢を共有してくださったことを、本当に嬉しく思います。」

幸せを広め続ければ、良いことが起こりますよ。」そこで、今ではほぼすべての自動車メーカー（中にはそうでないメーカーも）の記念品を所有しているパッチに、10年後くらいに初めて買う車はどれがいいか尋ねてみた。「フォードだよ」と彼は答えた。「今でもフォードには心の中で温かい思い出があるんだ。」

初めて見つけたデカールがきっかけで、このプロジェクトが始まりました。愛と車をテーマにしたプロジェクトです。(「おすすめ記事」)